大瀧千奈さんのFBより
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【父親の覚悟からはじまった創発現象】※相変わらず長編ですw
半年ほど前、新潟県佐渡市の宿を経営している若旦那から、
平山秀善さん(佐々木 浩一さんと共に
ジャパンミッションツアー講師)の元へ
単独講演会の依頼がありました。
平山さんの秘書業務を担当していることから、
平山さん経由でご連絡をもらい、
私が詳細を詰めることとなりました。
若旦那の篠原さんと連絡を取りお話を聞く。
お子さんを4歳で病気で亡くし、息子のためにも、
安心で安全な野菜を育て、お宿ではもちろん、
スーパーなどにも交渉して、オーガニックのコーナーを
作ってもらったりと活動されています。
ただ、なかなかたくさんのお店に導入できないこともあり、
ご自身でオーガニックの店を持ち、
島全体をオーガニックアイランドにする夢を持っていらっしゃるとのこと。
実は2019年のジャパンミッションツアー新潟に
参加されて素晴らしかったということで、
具体的に佐渡を良くするため、
こどもたちのために覚悟を決めて今回の企画をされました。
私はご相談を重ねるうちに、
篠原さんという方に逢ってみたくなり、
講演会の打ち合わせだけで終わるのではなく、
実際に参加しようと佐渡行きを決めました。
講演会は島の方に、本当の歴史を話してほしいということで、
なぜいま日本がこんなことになってしまっているか、
戦前戦後から現在までの本当の歴史と、
どうやったら変えることができるのか、を中心に組み立て、
市民が立ち上がることの重要性を伝えて頂きました。
講演会が終わり、質疑応答の時間、
向精神薬を処方されている方が、現状について自分を責めながら質問し、
平山さんからは「あなたは充分向かい合って来られた。
だからまず自分を責めることをやめてください。
病気になったあなたが悪いのではなく、
肉も野菜も加工食品もほとんどの食品に、
農薬・化学肥料・グリホサートなどの
除草剤・土壌改良剤・ホルモン剤・抗生物質・食品添加物など、
日常的にあらゆる化学物質を体内に入れているのが現実です。
なので、あなたの体の変化は正常なのです。
ちゃんと反応してるのですから。
なので、これからは、自然栽培やオーガニック、
ワクチンや薬を入れないエサで育った健全なお肉を、
少しだけ頂いたらいいと思います」とお答えになって、
彼女はその後、他の方でまだまだ続く質問コーナーが終わるまで、
泣いていらっしゃいました。
その後「これだけ動いているのに佐渡は変わらない!」と
語られる女性とクリスチャンとして今の世のこれが良くないと話す
旦那様のお話をずっと聞いていた平山さんでしたが、
女性の”想いが伝わらなくて怒りを溜めている部分”に対して、
平山さんは内心では認めつつも、
“みんなそれぞれ頑張っている。お金を得るために、良くないこともする。
生きていくために当たり前です。正しさでは世の中は変わりません。
それに皆さんもそれを買っている。
買うということは、そういう企業に賛同するのと同じことです。
環境に悪いものを作ってる人、組織があったら、
それを買わないことがひとつ。
そして、良いことをして稼がせてあげる仕組みを提案してあげればいい。
だから責めるのではなく繋がること、
不平不満ではなくちゃんとみんなで繋がり、
市民がみんなで役所や組織に想いを伝えることだ”ということを
伝えるために珍しく強くお話しされ、
その様子に私も後ろで場の空気の変化に少し動揺していました。
彼女が受け取れきれずに、認められずに気分を害するのではないかと。
しかしその多少緊迫するやり取りを聞いていた他の女性は、
感想だけ述べたいと手を上げ
「本当に自分ができることをやってないということ
深く反省しました。そして希望が持てました。本当に感謝致します」
という化学反応もありました。←私の泣きポイントでした。
私も、最近までそうでしたから…講演会17名の参加、
3名の変え方マニュアル参加で、
懇親会はオーガニックや自然栽培のオードブルと、
お刺身、煮魚、なんと自然栽培米で作った日本酒「上弦の月」で乾杯。
(篠原さんのご親戚が作られてます)
さきほどのクリスチャンの男性と(奥様は不参加)、
変え方マニュアルに参加した女性と、
JMTにいつも参加してくれる、市民メディアのさっちゃんも
群馬から参加し、7名で和やかに色々な話で盛り上がりました。
終了後、さっちゃんとお風呂で一緒になって、
懇親会の時に「平山さんの追っかけなんですか?」
と参加者に聞かれた時に
「追っかけでも、ファンでもないです」と答えていた話になり、
「私は幼い時から、世界の格差をなぜかとても気になり、
国際支援の会社にいた時もあったけど、
裏側もわかり退職し、
平山さんに出会って。
個人で何かするよりも、
平山さんを応援するほうが速いと思った」という話を聞きました。
そして「平山さんが活動していくためには、
私たちが必要なんです。裏で平山さんを支えてる人は思うより、
たくさんいるんです。」と言い残して先に上がって行きました。
ここにも覚悟を決めた人の想いが溢れていました。
市民メディアの皆さんが、
覚悟を決めた平山さんを信じ応援する気持ちを深く感じ、
更にその後にできたママエンジェルスを運営していく私たち、
言ってみれば、後から平山さんとタッグを組んだ佐々木浩一さんと
そのファミリーにも、
普通だったら「私たちがずっと協力応援してきたんだから!」と
一般的には対立構造になりがちだけど、
ほんとに協力を惜しまず手助けしてくださる
市民メディアの方々の深い愛情と信頼にほんとに感謝だな…
私たちは、その想いを本当に大切にしなきゃいけない。
そして、いろんな団体とママエンジェルスもコラボしてきているし、
これから今後も増えてくる。
小さな目標はそれぞれ違っても、
大目標が安心安全に健康に幸せに暮らせること。に向かって、
みんなで力を合わせていくことへの想いを強くしました。
だれがやったのだから
(優位に立つ、支配などの承認欲求)ではなく、
何のためにやるのか。
そこがブレなければ、
日本の未来のためにチカラを合わせられる。
見分けは簡単です。
話はそれましたが、いつも「ひとつ終わったら次!」と
お忙しい平山さんですが、
初めての佐渡ということで、
帰りの船までの間、車をお借りしていくつか観光スポットをご案内し、
最後は篠原さんに港まで送っていただきました。
新潟に戻るために乗船しようとすると、
昨日参加されたクリスチャンの旦那様と、
奥様に声をかけられびっくり。
佐渡の方だと思っていたけど、新潟市から来られたのかな?と
共に乗船しようとしたら、
カバンからオーガニックコーヒー豆を平山さんと私に、
自然栽培のニンニクやゴーヤなどをどんどんくださり。
私はたまたま会ったので、買ったものをよかったら、
と下さろうとしているかと思ったのですが、
あれ?乗船せずに見送ってくれている。
頭が混乱したままご挨拶をして船に乗り込む。
「もしかしてわざわざ見送りに来てくれたのでは?」と平山さんに言われ、
まさか、、と頭を巡らせると、
昨日さっちゃんに帰りの船の時間を聞き、
あ、便が違いますね、平山さんは15:30なんですよ、
と答えたのを旦那様が正面で聞いてらしたかも!と。
「だとしたら、このお土産を準備してくださったり、
すれ違わないためにかなり時間を用意したり、
きっと思うより大変だったはずです」と平山さん。
(平山さんってほんとに偉ぶらず、相手の背景まで配慮される方だな、と実感…)
わざわざ港までお土産を持ってお見送りにきてくださったとは私も感激で!
それも、講演では、お互いに多少声を強くされた部分もあり、
それにそれがパワーゲームか演出なのか私も動揺した記憶が蘇る。
本気の言葉というのは、耳障りの良くない言い方や言葉だったとしても、
覚悟を決めた人の本気というのはきちんと伝わり、
人と人を繋ぐことができるんだ!ということを目の前で証明されたようで、
私は船の中で涙が止まらなくなりました。
それは、あの場で、あの後に、泣きそうになりながら
「自分が無関心だった、市民として知らんふりしてサボってたこと」を
認めた方がいらした。
そういった化学変化をあの場にいる全員で感じたこと、
気づいたこと、なんですよね。
みんながバラバラで思考しても難しくて、
みんなでいろんな意見を口から前に出して、
揉んで、真剣に向き合うことから生まれる。
コロナで8ヶ月止まっていたリアルの感覚。
久しぶりだから、私もいろんなことを感じ過ぎてしまうくらいでした。
平山さんに、あの時、どう考えてらしたのかをお聞きすると、
「あれだけ今まで行動して頑張ってこられたのだから、
そういった怒りややるせなさを持っていて当然です。
ただ、その矛先があのままでは、何も変わりません。
わかってくれない”他人のせい”ではなく、
仲間になって話し合いができる状態になるには、
まず自分を認めてからじゃないと…もうちょっとなんです」と。
良い悪いではなく、彼女がその想いを達成するための
前提への気づきを促していたのですね。
なるほどです。。
船を降りて新潟についたら…
ここで新潟のママエンジェルスメンバーと
仕込みをしておいたんです。むふふ。
最終の新幹線を取っておいたので、
会食の時間を設けることができ、
素敵なお店を17:00から21:00まで、
高橋 仁光子ちゃんが予約してくれました。
仕事終わってから、
新幹線に乗って駆けつけてくれた井口 康子ちゃん。
佐々木 浩一さんの中心道の仲間でいらっしゃり
ママエンジェルスの弟分のユナイテッドJに登録されている
和光 法水さんも来てくださり、5人で新潟料理と日本酒で、
佐渡市は篠原さんが審議会を作るために動かれるということで、
その後には新潟市も共同で、新潟審議会を作ろうと、
まずはズームしましょう!という話が決まりました。
名古屋は、いま、ママエンジェルス財団が出来て、
危機的状態だという大手外食産業の方々が立ち上がり、
議員さんも入って審議会が設立され、
あっという間に組織図もできてしまったと、
組織図を見せてもらいました。
外食産業を救うアイデアの数々も平山さんからお聞きして、
これをモデルケースに全国に広げられますね!
とみんなでワクワク新潟の人たちも熱く語り、
その後、新潟名物の話からだんだん異様な盛り上がりをし、
ヒィヒィいいながら、こんなに笑ったのは何ヶ月ぶりだろう、
と口々に言いながら店を出て、
別れを惜しみながら、新幹線に飛び乗ったのでした。
(GOTOの5000円の電子チケットが居酒屋で使えず、
駅の売店で5分でお土産をカゴに入れる。
レジで計算すると5007円!あたしって天才)
佐渡市で、篠原さん中心に審議会を作り、
新潟市の方々とともに、新潟県の審議会に進めていく予定です。
変える内容が具体的になってきたら、
分科会を作って分けていけばいい。
名古屋を見本にしてまずは作戦会議です。
佐々木さんの目標「日本人を世界のリーダーに」の実現に1歩づつですが、
近づいてきてます^ ^
たくさんの出会いと気づき、
そして次の動きへの活力が皆に生まれて、
創発現象起きまくりの3日間でした
11月29日のジャパンミッションツアーオンラインの宣伝もしてきました^ ^
市民ひとりひとりが、国が…議員が…と他人事でいるのをやめて、
私たちの国なんだからなんとかしようよ、と
自分ごととして立ち上がる動きが大加速していくように、
力を合わせていけたら嬉しいな
「立ち上がる」って聞くと、なんだか仰々しいけど、
おかしいと思っていること、こうして欲しいと思っているだけ、
じゃなく、声を上げること。こうしてほしいと伝えること。
仲間がいれば、より安心するよね。
やってみると実は簡単だし、楽しいし、
なにより地球上で責任を持ってちゃんと生きてる気がする^ ^
画像で、今回のきっかけとなった篠原さんの宿
「いさりびの宿 道遊(どうゆう)」さんのお写真などを
キャプション付きでご紹介しますので、
見てみてください
道遊さんは、ビオホテル認証の申請をしたのですが、
食べ物などは全てクリア。
建物の壁材や使われている接着剤が認証基準をクリアしなかった。ということなので、
お食事に関していえば、ビオホテル基準をクリアしており、
かなりリーズナブルに宿泊できるという、
逆に私には朗報でございます皆さんもぜひ
※ BIO HOTEL(ビオホテル)とは、環境や宿泊ゲスト、
さらに従業員の健康などに意識を向ける志の高いホテルのこと。
ドイツ・オーストリアのオーガニックや環境保全に取り組む
宿泊施設や生産団体が集まり、有機認証団体のサポートを受けて
2001年に「Die BIO HOTEL(ビオホテル協会)」が発足した。
“BIO(ビオ)”はドイツ語でオーガニックの意。